カプセルホテルでの学び

 
ちょっとした手違いがあって、
 
 
興味があって、
 
 
カプセルホテルに泊まることになった。
 
 
特に、偏見もなく、
 
 
抵抗もなく、
 
 
ほぼ初めての体験に胸が踊った。
 
 
受付を済ませ、簡単な説明を受け、ロッカールームのある4階へエレベーターで向かう。
 
 
自分のロッカー番号が書かれたロッカーを開けてみるとそこには手書きのメッセージが添えられていた。
 
ようこそ⚪️⚪️サウナ カプセルホテルへ。
この度は当施設をお選びいただき、誠にありがとう
ございます。お客様の滞在が心地よいものになります
ようスタッフ一同心を込めてサービスさせていただき
ます。どうぞおくつろぎくださいませ。

 

 そのようなことが書かれてあった。

 

それ以外にもトイレ(便器)の一つひとつに「私が責任を持って綺麗にしました」というメッセージとともに担当者の名前が書かれてある。それが一つひとつ異なる人名であることに驚くと共に同じ人が全部の掃除をする方が効率いいはずなのに敢えて別々の人が担当することで得られる効果に想いを馳せ、小さく唸ってしまった。

 

 

一夜の眠りを提供するカプセルにも同様のメッセージと折り鶴が一羽添えられていて心が和んだ。

 

滞在中いかにも施設初心者でキョロキョロしている筆者に係員(おばちゃん)がきさくに声をかけてくれ、何をどうすればよいのかを教えてくれる。

 

ロッカーのメッセージ通りに従業員が行動している姿にちょっとした感動を覚えた。 

 

そして、

 

我々はここから何を学べるだろう?

 

何を改善できるだろう?

 

そんな思いが頭に浮かんだ。