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一瞬を切り取る ー髭剃りー

 

今年の月一企画は「一瞬を切り取る」と題して、普段の生活の中で何気なくしていること、当たり前の光景を「切り取って」スポットライトを当て、ズームしてみようというもの。

 

1月の「おにぎりを食べる」の次は、「髭剃り」に焦点を当ててみたい。

 

いつの頃からだろう、髭を剃るようになったのは。

 

高校生の時に髭を剃っていた記憶はないけれど、毎日ではなくとも必要に応じて父親の電気シェーバーを使っていたような気がする。

 

大学生、社会人となり、10年ほど幾台かの電気シェーバーを使い潰した。

 

電気シェーバーで気になるのは剃り残し。世界的に有名なブラウン製を使う機会がらなかったからかもしれないけれど、剃り残しから逃れることはできず、一時期やたらと気になるようになって他の人たちの様子を観察したことがある。

 

その時気づいたのは剃り残しのある人と剃り残しがない人に完全に分かれること。

 

それがほぼ電気シェーバーを使う人と剃刀を使う人の違いだとわかり、それ以来面倒でも毎日シェービングクリームと髭剃り用の剃刀を使って髭を剃っている。

 

使っている剃刀は貝印のもの。シェービングクリームは長年シックのものを使ってきたけれど、最近近江兄弟社のものにシフトしようとしている。

 

(季節にもよるけれど)お湯で何度も顔を洗い、特に髭周辺は熱めのお湯で髭を剃り易くする。肌が痛んでいる時は小さなタオルを濡らし、場合によっては電子レンジで数十秒温めておしぼりにする。

 

おもむろにシェービングクリームを手に取り(量は推奨されるピンポン玉は多過ぎ。2センチ球で十分)、あごと口周りに広げていく。

 

クリームが染み渡る(?)までの数十秒、髪を整えたり、剃刀の刃を替えたりして待つ。

 

まずは順剃り。髭の生える方向と同じ向きに上から下に剃っていく。右頬から右顎へ。鼻の左下、口の左下。続いて鼻の右下、口の右下、そして右頬から右顎へ。

 

もう一度シェービングクリームを塗り直し、今度は丁寧に逆剃りをしていく。左から右は変わらない。時折剃刀を流水で洗う(人によってはシンクに貯めた水の中を何度かくぐらせる)。

 

右手で剃りつつ、左手で剃り後を確認していく。左手で肌を伸ばし丁寧に、優しく、剃っていく。逆剃りの時のジョリジョリという音が何とも気持ちいい。

 

こんな風に書いていたら「マイライフ」という映画を思い出した。

 

ある男性が突然がん宣告を受ける。

 

余命いくばくかしかない中、妻のお腹に赤ちゃんが宿っていることを知る。これから生まれてくる自分の子供に精一杯できることを、メッセージを送ろうとして、ビデオを撮影する。そんな物語である。 

 

マイ・ライフ [DVD]

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最後に観たのはいつだったろう。今観たらまた違う想いが湧き立つような気がする。

 

このブログもまたそんなメッセージの端くれだと感じられるから。