昨日、数年振りに「お花見」を家族で楽しんだ。
と言っても、KFCでランチセットを買い、歩いて行ける隠れ場的なスポットで30分程度の短いお花見。
ビールを飲めなかったのは残念だったけど風は冷たく、あっという間に終わったその手軽さと効率の良さはみんなのお気に入り。
既に散り始めている桜の木を見ながらふと想いが流れる。
どうして日本人はこんなに桜が好きなのだろうと。
一年のうち一週間あまりしか咲かない桜の木は決して見栄えのいい木とは言えない。(毛虫はいるし、秋には葉が落ちて掃除が大変だし・・・)
桜の花が咲いている時は格別だけれど、それはせいぜい一年の2〜3%に過ぎない。
桜の花の美しさや儚さに惹かれるのはもちろんだけれど、それだけ僅かな栄華のためにそれ以外のほとんどの時間を費やすことに美学を感じるのが日本人であり、日本人の精神の豊かさや深さなのだと感じた。
風流なお花見も見ようによっては深く、面白いものだと再認識した。