「然るべき時」
いうのは確かにある。
あれほど面倒くさがって行かなかった
歯医者に今日何年か振りに足を運んだ。
今日が「然るべき時」だったということ。
自分でも不思議に感じるほどスムースに
全てが進んだ。
行くべき歯科もタイミングもまるで生まれる前から決まっていたみたいに。
そう、
今日がまさに
「歯科にかかるべき時」=「歯科るべき時」だったのだ。
とても元気で小気味の良い女性の先生が
担当になった。
腕も良さそうで安心感大。
何年も放ったらかしにしていた口内は虫歯菌に荒らされていて治療にはしばらく時間がかかりそう。
今日は左の奥歯の処置から始めた。
先生がこともなげに言う。
神経を抜きます。
元々無神経な人間だけれど改めて神経が
抜かれるということを考えると、後悔の念に駆られる。もっと早く決断して処置しておけばよかったと。
自分を「叱るべき時」。
治療台の上で口を開けながらそんなことを考えていた…
これからはちゃんとしよう…