「この国を出よ」
は大前研一と柳井正の共著だ。
- 作者: 大前研一,柳井正
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 単行本
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「斜陽」ニッポンの厳しい現状分析だけではなく処方箋が示されている。
刺激の多い内容の中で特に印象の強い言葉を書き出してみた。
■衰退への道を歩み続ける日本
3年以内に日本は国債デフォルトの危険に陥る
■日本の没落は「競争を避ける教育」と無縁ではない
■今の日本は「ミッドウェー後」そっくり
■年収370万円なのに借金が1億円
■公私ともに目標がないサラリーマン
■所得税、法人税の全廃
海外勤務を終え、日本に帰ってきた12年前に受けた時の強い印象が蘇った。
「日本は衰退しているのにもかかわらず誰もそのことに気づいていない」
著者の二人も厳しい言葉を吐きながらも「次の飛躍は大いなる悲観から始まる」
「裸にした日本人、開き直った日本人は強い」とパンドラの箱の底に希望を
残している。
強い日本人を信じている。
目覚めよ、ニッポン!
もう一度、危機感を持ち直し、自分にできることを一つずつ実行していこう。