知り合いにインド人でヨガの先生をしている人がいる。
彼によると日本人は口呼吸をしている人が多いという。
彼の故郷はヨガの聖地とも謳われているインドのリシュケシュ。かの地でヨガを教えていた時は世界中からヨガを学びに来る人が集まっていて、その中でも修業中に体調を崩すことが多かったのが日本人だったらしい。
縁あって日本に来ることになり、日本人の妻を娶り、今では日本人を相手にヨガを教えている。
現地での仮説を証明するために観察を続けているが、今のところ自説は覆っていないらしい。日本人は自国にいても風邪や些細なことで不調を訴える人が多いと感じていて、彼曰く、口呼吸をすることで細菌やウイルスを直接喉で受けてしまうことが原因なのではないかとのこと。
今は時期的にも花粉症の人は止むを得ず口呼吸になっていることもあるだろうし、日本語の音の出し方を考えても鼻呼吸をしなければならないという必然性は薄いように思われる。
それでも「百害あっても一利なし」と言われる口呼吸はできれば避けたいもの。
まずは自分で自分の呼吸をモニターしてみよう。どんな時に鼻呼吸をしていて、口呼吸をすることがあるのかどうかを。
現状を確認し、まずは意識することから始める。少しずつ自分でコントロールしていき、習慣になればしめたもの。
ヨガの達人とまではいかずとも、リシュケシュに行って修業する下準備くらいにはなるかもしれない。