建物があるとする。
築年数が経ち、老朽化が進めば取るべき処置は二つしかない。
改修するか建て替えるかである。
世の中には改修を得意とする人と新しく建てることを得意とする人がいる。
稀有な人材としてその両方を得意とする人もいるけれど、建物が大きければ大きいほど役割分担せざるを得なくなる。
改修で間に合うようであればどんどん改修すればよい。
改修で賄いきれない時、時代の流れで新たな建物が求められれば、思い切って建て替えなければならない。
新たな建物を造るためには既存のものを壊す必要がある。更地に戻す必要がある。
壊す人が要る。
既存のルールや慣習、組織にも同じことが言える。
壊す人を悪者に仕立てるだけではいけない。
創造の前には、必ず破壊が必要なのだから。
日本維新の会、代表である橋下徹氏は破壊者なのか。
それとも、
創造力も備えた希有な人材なのか。
時代は風雲急を告げている。