第一印象の機会

昨日のブログで「第一印象」を話題にし、最後に自分が周りに与えている第一印象について考えてみたいと締め括った。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121218



自分が周りに与えている第一印象・・・



時と場所と相手によるのだろうけれど、第一印象が重要な意味を持つことは誰もが知っていること。



にもかかわらず第一印象をよくしようと意識している人は驚くほど少ない。



第一印象は出会いから数秒で決まるという人もいれば、数分から十数分かかるという人もいる。



第一印象を構成しているのは圧倒的に「見た目」(視覚情報)である。「見た目」は顔立ちや身なりだけでなく、表情や立ち居振る舞いも重要な視覚情報と言える。見た目はそれほど気にならないと言う人は声や話し方に重きを置くことが多い。(そういう自分も結構声には敏感かもしれない)次の段階としてその人の考えや話す内容がポイントになってくるのだろうが、我々は自分たちで思っているほど論理的でも公平でもないのではなかろうか。視覚や聴覚から入ってきた情報を最優先しているということは理性よりも本能に頼っていることを意味するのではないか。



人間が初めて社会を構成し始めた時の頃を想像するとわかりやすい。



狩猟民族だった頃の我々の祖先は、生き残るために初めて出会った人間が敵なのか味方なのかを瞬時に見分けなければならなかった。恐らく、その時の訓練が半ば本能となり、DNAに焼き付けられ、今も我々の判断基準になっているのではないか。



俗に言う「メラビアンの法則」では、言葉や話の内容などの言語情報が7%、話し方や話すスピードなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%を占めると言われている。



人類が社会性を進歩させてきた結果、少しずつ視覚情報の優先順位が下がってきていると言えよう。



第一印象・・・



You only have one chance to make a first impression.



第一印象を与える機会は1回しかない



第一印象が長く人に残り続ける故に重要であり、そのチャンスが1回しかないことを象徴的に言い表している。



明日は第一印象をよくするための方法について引き続き考えてみたい。