第一印象の秘訣

一昨日、昨日と「第一印象」について書き、昨日は「第一印象を与える機会は1回しかない」という言葉とともに「第一印象」の大切さを再認識した。
第一印象の行方  http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121218
第一印象の機会  http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121219



今日は昨日の予告通り(?)第一印象をよくするための方法を考えてみたい。



メラビアンの法則に従って、まずは視覚情報から入ってみよう。



まずは身だしなみ。ブランドものや高級な服がいいという話ではない。時と場所に応じた身なりができていて、清潔感があること。自分の身体のサイズに合っていること、自分のイメージを表すものを「きちんと」身につけられているか。髪型や爪の手入れがされているかも重要だ。



次は表情に気を配りたい。笑顔が大切というのはよく言われること。口角を上げ、目じりを下げる(いわゆる「月目」)目の動き(視線、話し相手との目の合わせ方やまばたきの回数は意識すれば簡単に改善できる)やあごの角度、相手の話を興味深げに聞く姿勢も大切だ(いわゆる「アクティブリスニング」)。伸びた背筋、ゆったり堂々とした立ち居振る舞いもよい第一印象を作ることは間違いない。



次は音声情報。声の出し方やトーンをまず意識したい。声の出し方は腹式呼吸でお腹から声を出すのが一番。トーンは少し高めの方がいいらしい。話すスピードは多少ゆったりの方が信頼感を得やすいとのこと(声のトーンや話すスピードはその人の性格や社会的地位との関係性もあるので必ずしもそうとは言い切れないけれど)。



最後は話す内容や使う言葉などの言語情報だ。初対面の人との第一印象を作る上で「挨拶」は最初の重要な要素(普段からの印象も同じ)。元気よく挨拶をする人に悪い印象を持つ人はいない。元気よく挨拶しよう。「話し方」で気をつけたいのは、ネガティブな表現は使わないこと、略語、流行り言葉の過度な使用は避けること(ましてや第三者の噂話や悪口はもってのほか)、話を聞いているときに相手の言っていることを否定しない(=受け入れる)こと。



つらつらと第一印象をよくするための「テクニック」を書き連ねてきたけれど、表層的なことだけではいけないという思いがだんだん大きく、強くなってくる。



形から入って中身も変わっていくのなら全く問題はない。



一番良いのは自分がどのような人間であるか、人との関係性をどう考えているのか(話し相手だけではなく分け隔てなく)を見直し、自分がよりよい人間になっていき、そこから生まれる姿勢や行動が結果として話し相手によい第一印象を与えるということが最も望ましいことは間違いない。