「手書きへの回帰」と題して、手書きに戻ることになった経緯を昨日のブログで書いた。
様々なデジタル機器を試したけれど今のところはまだ紙のよさ、ノートの便利さは捨てられず、手書きの価値を再考し、再評価するという結論に至った。
紙のノートに戻るにあたり、改めて「ノートの取り方」を考えてみた。
- 日付を書く(書く量が少なくても翌日は次のページに移る)
- ページの大見出しを入れる(会議やブレーンストームのトピックなど)
- ページの左端2cm(程度)と右端2cm(程度)に縦線を引く
- 左端の欄には小見出しを書く
- 右端には取るべきアクション(するべきこと)を書く
- 字を丁寧に書く
- 文章で書く(後から読み返した時にわかるように)
当たり前のことだけれど、急いでいたり気持ちがざわついていたり、集中できない時にはなかなか守れない。
一番大事なことはノートを取ること自体ではなく、ノートに言葉を書き付けることで頭の整理をしたり、次のアクションを明確化すること。
そう考えると他にもこんな工夫が挙げられる。
- 色を使い分ける(通常は黒。自分の意見、準備したことは青、他人の意見で参考になること、強調したいことは赤など)
- 特に重要なこと、しなければならないことには☆印をつける
- 参考資料(紙)を縮小して張り付ける
- 1日の始まりと終わりにはノートを読み返す(右端のするべきこと、☆印がちゃんとできているかどうか確認する、考えの整理)
- 単語や走り書きしかできない時も1日の終わりに確認して文章を追記する(後から読んで何を残したかったのかがわかるように)
「ノートの取り方」について学生時代に教わった記憶はない。
自分でも効果的な「ノートの取り方」について深く考えることはなかった。
改めて思うのは、字を書くこと、言葉にすることのたいへんさとその価値。
自由自在に使えるノートに自分で選んだ言葉や図を書き込むことは自分の作品を創ることになる。
聞いたこと、頭で考えたことをアウトプットする貴重な場。
改めてノートを取る価値を考えられたことでこれからの仕事や自分の勉強にもっともっと活かしたいと思った。