面白くなってきやがった

 

「面白くなってきやがった」

 

職場のある人物がそう呟いた。

 

その言葉は決して順風満帆な状況で発せられたわけではない。

 

むしろピンチに追い込まれている。

 

改めて考えると、面白いと思える映画や物語にはピンチが付きもの。

 

「映画の中の映画」のレイダース(https://norio373.hatenablog.com/entry/2015/10/31/231541, https://norio373.hatenablog.com/entry/2021/03/06/234216)もフラガール(先日観たばかり https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フラガール)も主人公は幾度となく危機に瀕し、その状況から何とか脱していく。

 

我々の人生も同じではないか。

 

危機に陥り、のたうちまわりながら前進していく。

 

逆風の中、高く舞い上がっていく。

 

危機に追い込まれた時に弱音を吐くのではなく、「面白くなってきやがった」と呟く。

 

ピンチはチャンス

 

使い古された言葉は時代を超えて真実味をさらに増している。

 

面白くなってきやがった