今日は平日の休みで朝から映画を観に行った。
司馬遼太郎の名作の映画化だ。
いい映画だったし、岡田准一が完璧な土方歳三を演じたけれど、盛り上がりには欠けた印象が残った。
原作に忠実なだけに誰のせいでもないのだろうけれど、小説の、紡がれた言葉の、妙を映像が越えられなかった例の一つが増えたと言える。
そんな中、ウーマンラッシュアワーの村本が味のあるいい役をしていた。お雪役の柴咲コウも控えめながら純粋で美しい相手役を演じていた。
それでも幕末という激動の時代を背景に新撰組を貫く闘志、士を通す鋼の意思、義のために文字通り命を賭けた戦いは大いなる刺激となった。
自分の甘さや青さを痛感した。
まだまだ甘い。甘過ぎる。
燃えよ剣、心を燃やせ、なのだ。