「そんな仕事の仕方をしてはいけない」
上司から厳しい言葉が放たれる。
「そんなの丸投げじゃん。判断を仰ぐ時は部門としてベストな案と次善策を用意して、それぞれのプラス面とマイナス面を提示するべきでしょう。」
記憶が定かではないが、元巨人軍の長嶋監督がコーチにした叱責の言葉を思い出した。
「交代に起用する選手は一人に絞って持ってこい。その場面で一番結果を残せる選手だけを挙げてくれ」
誰かに判断を仰ぐのは簡単だ。
どうしてその場面でその選手なのか、この施策なのか、それを責任者としてとことん考えることが大事であり、求められている。
誰かに判断を仰ぐのではなく、
自分に判断を仰ぐ。
なぜそれなのか、そのタイミングなのか、
自分自身でとことん突き詰めてみる。
そんな仕事の仕方をしたい。