不完全という完全

 

イライラの原因はあるべき形になっていないから。

 

知らず識らずのうちに自分の価値観に相手を合わせようとしたり、無意識のうちにこうあるべきと思い込んだりするためにその差分が気になってしょうがない。

 

欠けている部分ばかりが目についてしまう。

 

いつの間にか完全を求めている自分がいる。

 

完全に丸い石が自然界に存在しないように完全な人間なんて存在しない。

 

川縁にある石がみな凸凹しているように誰もが凸凹している。

 

それが当たり前なのになぜ完全な石を求めるのだろう。

 

完璧さを求めて傷つくのだろう。

 

今のままで完全だと思えばいい。

 

長所を見るのではなく、ありのまま、今のままで完全であると思うことが、幸せの根源であり、秘訣なのかもしれない。

 

不完全という完全さを楽しもう。