今日は1月31日。月末日。
過去3年に渡り月一企画を実施してきた日。
2011年は「理想の○○」というタイトルで身の周りで見つけた「理想的なもの」を題材にしてブログを書いた。(この年はまだ月末日とは決まってなかった)
2012年は「月一雑誌」という企画で今までに一度も買ったことのない雑誌を買ってみた。
2013年は「その日に備えて」というタイトルで不安定な時代の危機管理について考えた。
2014年は昨日書いた「自分と未来を知る羅針盤」であるリベラルアーツについて、中谷巌氏が主催する不識塾の課題図書から学んだことを月一回のペースでまとめ、紹介しようと思う。
「世界と日本を考える真のリーダーを育成する」不識庵が開く講座、塾が「不識塾」という位置付け。筆者は塾生でも何でもないけれど、中谷氏の考えに共鳴し、「人を自由にする学問」「自分を知り、未来を識る羅針盤」を手に入れたく、焼け石に水とは知りつつ(?)改めてリベラルアーツを学びたいと思ったから。
不識庵・不識塾
記念すべき1回目は、今回の月一企画のきっかけとなった1冊の本、昨日も紹介した「不識塾が選んだ『資本主義以後』を生きるための教養書」を取り上げてみる。
テレビやインターネット、新聞、雑誌というマスメディアを通して大量に流れてくる情報を深く考えることなく浴びていると、いつの間にか「なんとなくわかっている」という意識を持つようになる。
経済、政治、歴史に世界や社会の動きにそれなりの知識を持ち、理解していると思い込んでいる。話題によってはそれなりの知見と見識を持っているとさえ自惚れてしまうことすらある。
しかし、それらの認識の源泉が上述したマスメディアからの偏った、或いは意図的な情報だとすれば、どうだろう。
ナチスドイツや北朝鮮を笑うことはできず、我々の理解や常識までもが何者かによって、或いは、時代の空気によって洗脳された結果とは言えないだろうか。
自分が何者かを識るためには、誰かと比較することが一つの方法。
日本という国がどういう国かを識るためには、他国と比較するのが一つの方法。
現代がどんな時代かを識るためには、他の時代と比較するのが一つの方法。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
孫氏の言葉を引き合いに出さずとも改めて考えれば自明の理。
日本が、日本人が「失われた20年」を打ち破って世界に出るために、世界を迎えるために今一度本当の意味のリベラルアーツ(=自分を知り、世界を識る羅針盤=人を自由にする学問)を学ぶ必要があると思った。
それを改めて気づかさせてくれたのがこの1冊。
不識塾での課題図書は年間50冊以上に及ぶ。
今年も月末日にその中から厳選したものを月1回ペースで紹介していきたい。
乞うご期待あれ(!?)