予選という本番



アジアカップの予選が始まった。


アギーレジャパンの初戦はパレスチナ戦。


ディフェンディングチャンピオンとしての大会とは言え、姿勢はチャレンジャー。そうでなければならないことを誰もが知っている。


その分、プレッシャーがかかる大事な一戦。


開始8分で遠藤の一点!


その後香川のミドルシュートに岡崎が合わせて2点目。


試合開始後の固さも取れ、勢いに乗り始めた。


波状攻撃が始まる!


このまま堂々の戦いを続けていきたい。



前半終了前、PKを本田が落ち着いて決めて3点目!


ここで前半終了。


風上での後半が始まったかと思った途端香川の反転からのクロスに吉田麻也の見事なヘディングシュート!美しい形で4点目が入った。


このまま怒涛の攻撃が続くかと思ったけれど、遠藤の途中交代で全くペースが変わってしまった。


それは嘆くことではなく、異なる選手や新しいシステムを試す大切な機会。


それでも結果を出さなければ狙いの半分しか果たせない。


予選と言えども本番なのだから。



<参考>

日本代表が4発完封で圧勝…アジア杯初戦を制し連覇に向けて好発進

SOCCER KING 

 AFCアジアカップ・オーストラリア2015が12日に行われ、グループDで日本代表とパレスチナ代表が対戦した。

 前回大会のチャンピオンとして連覇を狙う日本代表に対して、今回が大会初出場となったパレスチナ代表の一戦。日本代表は、GKに川島永嗣、DFには長友佑都森重真人吉田麻也酒井高徳がスタメン入りし、MFは長谷部誠遠藤保仁香川真司の3人で、FWにはトップに岡崎慎司、右に本田圭佑、左に乾貴士が入った。

 風が吹き付ける中、キックオフ直後の1分、長友が左サイドからゴールへ向かうクロスを入れると、ファーサイドまでボールが流れて、本田が倒れ込みながら右足で合わせるが枠の外。さらにオフサイドの判定となった。

 すると8分、ペナルティエリア前の中央で遠藤がグラウンダーのシュートを放つと、ボールは左隅に吸い込まれゴール。遠藤が風を考えてのシュートを決めて日本が先制に成功した。

 エリア手前の正面右よりでFKを獲得した日本は24分、本田がこれを直接狙うが、シュートはクロスバー上に大きく外れた。すると25分、長友がエリア内左に飛び出し、マイナスの折り返しを送ると、中央の乾には合わなかったが、後ろから詰めていた香川がエリア手前の正面で右足を振り抜く。そのシュートにゴール前の岡崎が反応し、ヘッドで合わせてネットを揺らした。日本がリードを2点に広げる。

 41分にパレスチナは、イスマイル・アルアムールがエリア前の右からミドルシュートを放つが、枠の左に外れた。すると42分に日本は、右CKからの流れで、エリア内の香川が倒されてPKを獲得。44分に本田が落ち着いてGKの逆を突いて枠の右に決めた。前半は日本が3点リードで折り返す。

 日本は乾に代えて清武弘嗣を投入し後半を迎えた。49分、エリア手前の正面でまたも遠藤がコースを狙いミドルシュートを放つが、これはGKがなんとか弾きだしてゴールとはならない。しかしその直後、エリア内左から香川がクロスを入れると、中央の吉田が頭で叩きつけて追加点。後半の立ち上がりに日本がリードを4点に広げた。

 58分に日本は、先制点を決めた遠藤に代えて武藤嘉紀を投入。73分、武藤をファールで止めたアハメド・マハジナがこの日2枚目のイエローカードで退場処分となり、日本が数的有利となった。79分に岡崎に代えて豊田陽平をピッチに送り出した。

 82分、パレスチナは右CK付近からのFKにアブダルラティーフ・アルバフダリが飛び込んで頭で合わせるが、枠の右に逸れた。88分に日本は、右CKからのショートコーナーで、エリア手前の右から酒井がミドルシュートを放つが、枠をとらえられなかった。

 後半アディショナルタイムに入って日本は、左サイドから長友がグラウンダーのクロスを入れると、清武がダイレクトでシュートを放つが、GKがセーブ。さらに本田、豊田が詰めるも、パレスチナの固い守備に阻まれた。直後の右CKで、清武が中央へボールを送ると、長谷部が頭で合わせるが、これもGKが好セーブで追加点を奪えなかった。

 試合はこのまま終了し、4ゴールを挙げた日本代表がパレスチナ代表を完封に抑えて勝利。アジアカップの初戦を制し連覇に向け好発進となった。日本代表は、16日にグループステージ第2節でイラク代表と対戦する。

【スコア】
日本代表 4-0 パレスチナ代表

【得点者】
1-0 8分 遠藤保仁(日本代表)
2-0 25分 岡崎慎司(日本代表)
3-0 44分 本田圭佑(日本代表)(PK)
4-0 49分 吉田麻也(日本代表