東京の街を歩いて感じるのは、巨大資本の大胆な投下と個人が独自のこだわりを発揮して小粒ながら光る店舗を展開していること。
いずれも「集積の力」故と言える。
日本中から、いや世界中から人とカネが集まるからこそできる技。
個人のこだわりや創意工夫は恐らく地方でもそう変わらない。
実際に地方発でキラリと光るお店やサービスは沢山あるし、資本がそんな起業家を探しているのも事実。
ただ、地方でそういった個人が成功するのは簡単ではない。
どれほど良い品を作っても、どれだけ他にはないサービスを提供ししてもパイ自体が小さいことがどうしてもハンデとなってしまう。「集積の力」に欠けてしまう。
量を増やすことで生まれる力に想いを馳せる。
それは街の力だけでなく、全てのことに言える。
まずは圧倒的な量を稼がなければならない。
集積から生まれる力を自ら創り出す。
それくらいの気概と覚悟と努力を心に刻みつける。
質や個性は後からついてくるのだから。