「実がある」という表現がある。
出雲出身の人が使うのを聞いて改めて良い表現だと感じた。
発せられる言葉に重みがあるか、説得力があるか、動かされる何かを感じるか。
想いが乗ったスピーチをする人、いるだけで安心感がある人がいれば、表面だけを取り繕った言葉や行動を取る人もいる。
そんな人や言葉、行動には実がない。
皮だけで実がない。
実が詰まった状態にするためには一朝一夕では駄目で普段から土を耕し、水や肥料をやり、土地を作ることから始めなければならない。
虫取りや雑草取りも欠かせないし、間引きも必要だ。
植物や作物へ愛情をたっぷり注ぎ、想いを込めて初めて実のある実がなる。
「あの人には実がある」
そう言われるように普段から自らに栄養を与え、メンテを続けたい。