神様からのお仕置き

村上春樹のエッセイの中に「小確幸」という言葉が出てきて以来時々意識する表現だった。

改めて調べてみるとこんな風に使われている。

 

引出しの中にきちんと折ってくるくる丸められた綺麗なパンツが沢山詰まっているというのは人生における小さくはあるが確固とした幸せのひとつ(略して小確幸

 

ランゲルハンス島の午後

村上春樹

 

最近気づいたのは逆のこと。

 

嫌なことがあって、嫌な想いを心の中に溜めてしまうとちょっとした、「小さくはあるが確固とした不幸せ」が舞い降りてくる。

 

例えば、

 

プラットフォームに着いた途端に電車が発車してあと少しのところで乗り遅れたり、それほどでもないはずなのに爪切り後暫く経ってから深爪になったり、信号にやたらと引っかかるようになったり。

 

もしかすると、それらの言わば「小確不幸」は、たまたまではなく、ちょっとした神様からのお仕置きなのかもしれない。

 

気をつけたい。