こんな文章に出合って、ビビッと来た。
若いうちは誰でも壁にぶち当たって、それをなんとか打開しようと努力するから、それが自分の身につくのです。その努力の分だけ視野も広くなるから、先にもっと高い壁があるのが見えてくる。それを乗り越えると、さらにもっと高い壁がーー努力を重ね続けてこそ目の前にある壁が立ちはだかってくる。だからこそ、もうこれでいいと思ってしまっては進歩は止まってしまう。それを我われの世界では「天狗は芸の行き止まり」というんです。
だから僕は、一つの壁を乗り越えてはもっと高い壁に挑戦し続けて、最後は誰かに「あいつは偉大なる未完成で終わった」と言われたい。
高い壁が立ちはだかり続けている。
一つひとつ乗り越えるだけだ。