システム変更の時

 

行きつけの定食屋さん、やよい軒が約2ヶ月の準備期間を経てリニューアルオープンした。

 

パッと見た感じではカウンターでの個食スペースが増えたのと料金改定で高くなった印象。

 

今までと同じく食券を買って席に通されるまでは変わりなかったのが店員さんによる注文内容の確認はなく、チケットの半券も取られなかったことに少し違和感を感じつつも決定的だったのは隣の女性客が食べ終わった食器を自分で何処かに持っていったとき。

 

その方向に目をやると厨房のそばに見慣れぬ「返却口」があるではないか。

 

そして、席に通された時には気づかなかった手前の壁には大きなモニターがあってその画面には幾つもの番号が準備中と呼出中に分かれて整然と並んでいる。

 

すぐに手元のチケットを見ると142という見慣れぬ番号が印刷されていた。

 

そう。

 

この2ヶ月のリニューアル工事でオペレーションのシステム変更があったようだ。

 

かつての店員さんによる注文の受け付けと配膳がなくなり、ほぼ完全セルフサービスとなったということ。

 

値段も上がり、時代の波による原材料と人件費の高騰を何とかシステム変更で乗り切ろうとする防衛策、企業努力。

 

それでもマイナスばかりでもなく、サラダは新鮮さが上がった感じもあって商品自体のクオリティは上がった印象だ。

 

急激に変わりゆく社会で生き残るためにはシステム変更は不可欠である。

 

それは組織だけではなく、

 

我々個人のシステムも同じかもしれない。