少子高齢化、東京一極集中と地方の過疎化についてここ数日考えている。
東京一極集中から権限や市場の分散を政治の力で行うのが効率的であり望ましいが、話はそう簡単ではない。誰も権力や利権を喜んで手放すことはない(野党に頑張ってもらいたいが過度な期待は禁物)。
であるならば、現在の枠組みの中で考えるしかない。
それは民間の自主的な取組みであり、 お客様が喜び、従業員がハッピーになり、かつ企業も儲かる「三方よし」の経営である。
今回の新潟旅行でそのヒントを見つけた。
八海山の麓にある小さなテーマパークのような町には多くの人が次々と吸い寄せられていた。
自然溢れる環境はただそこにいるだけで心地良く、優れた商品と気持ちの良いサービスと合間って絶品の空間と時間が創り出されている。
その場所、その時にどれだけ付加価値を付けられるか。
その場所、その時にどれだけいたいと思ってもらえるか。
東京と同じものを地方に求めていては勝負にならない。
その土地その地域ならではの価値を考え抜くことからしか地方活性化の処方箋は描けない。
そして、それは誰かから与えられるものではなく、自ら考え、創り出すより他はない。