昭和99年

 

去年の暮れに日本経済新聞にこんな秀逸なコラムが掲載された。

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まもなく迎える2024年は昭和に換算すると99年目にあたる。かつての経済大国は世界での順位を下げ、物価の上がらないデフレ体質が足腰を衰えさせた。日本はもう「ダメな国」なのか。日本経済新聞は長い低迷から脱する機会と捉え、連載「昭和99年 ニッポン反転」を1月1日から始める。まずは現状をしっかり健康診断してみよう。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/shogatsu2024/shogatsu2024-japan/

 

年が改まり、昭和99年が始まった。

 

第一回「01日本はダメな国? 長引く不調、底力は」では、様々なデータで日本社会の現状が丸裸にされ、「02手負いの日本企業世界の「推し」に続け」では、たそがれのメードインジャパンがリアルに検証され、「03明日は日本がNo.1秘めた強み力に」では、豊かさの体感はなんと過去最高を記録。アニメやマンガ、スポーツをはじめとしたコンテンツでは世界的な存在感を示し、インフラをはじめ社会基盤の強さも際立っていると語られた。

 

コラムの最後はこう締め括られる。

 

日本が飛躍にカジを切る準備はできている。経済・社会・文化それぞれの分野で、また世界を驚かせよう。

 

「昭和99年 ニッポン反転」

 

「昭和だよね」。日本で繰り返されるこの言葉を読み解くことに、経済の停滞を打ち破るヒントがある。2024年は昭和99年。新しい時代に向け反転しよう。

 

昭和99年は旧世界の終わりであり、新時代の始まりでもある。

 

未来への扉を押し開くのは、

 

他の誰でもない我々自身。

 

それを肝に銘じて、

 

新しい年を歩んでいきたい。