わからない安全弁


わからない安全弁


と聞いても意味不明だろう。


本を読んでいる時に理解できていなくても読み進むことがある。


大抵はぼんやりしていて数行程度で気がついて戻ることになるけれど、時々そのまま読み続ける時がある。


わからないことに鈍感になっている時。


教育的には決して勧められることではないけれど、現実世界ではよくあること。わからないことがある度に一々立ち止まっていれば、何も進まず何処へも行けない。


わからないことに鈍感であるからこそ生きられると言っても過言ではないほど。


そんなことをつらつら考えながら歯応えのある本を数ページ読んで思い出したのはエジソンの幼い頃のエピソード。


どうして空は青いの?
なぜ遠くにあるものは小さく見えて近くにあるものは大きく見えるの?


周りの大人たちは質問魔のエジソン少年に嫌気がさしてしまう。


それでも彼は好奇心を殺すことなく、わからないという安全弁を壊して学び続ける。その結果、電灯をはじめとした数々の発明を成し遂げていくことになった。(LIFE紙のランキングでこの1000年で影響力を及ぼした人物100人の第1位!)


それを考えるとわからないという安全弁は生きるために必要な一方、それを壊すことが偉人への第一歩になるのかもしれない。


わからないことをもっともっと追求してみたいと思った。


まずは読みかけの歯応えのある本を読み直すことから始めよう。