混沌が広がっている。
カオスが場を制している。
そんな感覚に溺れそうになる時がある。
必死に息をしようとして喘ぎ、もがき苦しんでいる一方でそんな環境だからこそ生まれるものがある。
育まれるものがある。
次の時代を創り、支えるであろう人たちがいる。
大事なことは耐え抜くこと。
生き残ること。
カオスの中でこそ生まれる光があることを信じて。
混沌が広がっている。
カオスが場を制している。
そんな感覚に溺れそうになる時がある。
必死に息をしようとして喘ぎ、もがき苦しんでいる一方でそんな環境だからこそ生まれるものがある。
育まれるものがある。
次の時代を創り、支えるであろう人たちがいる。
大事なことは耐え抜くこと。
生き残ること。
カオスの中でこそ生まれる光があることを信じて。
ライフネット生命の創業会長を務められている出口治明氏の「本物の思考力」を読んだ。
すごく良かった。
「数字・ファクト・ロジックで腹落ちするまで考え抜く」「人間はみなアホであり、チョボチョボである。」「一瞬で判断できない人は、インプットが足りない」「自分と他人は違うをベースにする」「勉強する以外に賢くなる方法はない」「ラディカル(根源的)に考える」「人・本・旅でインプット」「古典から学ぶ」
「おもしろい。だからやる」他
たくさんの名言は決して重くはなく、軽いとさえ感じられるものさえあり、だからこそ心に刺さる。
決して上からの押し付けではなく、淡々と語られる言葉の組み合わせはスーッと心の中に入り込み、いつの間にか居座ってしまう。
そんな心地良さがある。
経験と人柄と圧倒的な学びをしている「哲人経営者の言葉はやっぱり深い」(新書の帯の文言より」。
「本物の思考力」を身につけるために素直に出口氏の言葉を実践したいと思った。
神戸から東京に戻る新幹線の中で「ロッキー ・ザ・ファイナル」を観た。
何の前情報も入れずに観たらノックアウトされた。
あり得ない展開でどう急展開してどうカタをつけるのかと思いながら観続けたら結局一作目の王道をひたすら真っ直ぐ突き進み、
予想通り、
殴られ、打ちのめされ、叩きのめされた。
それでも決して諦めず、意識を飛ばされず、何度も何度も立ち上がり、最後の最後まで戦い抜いた。
愚直に、
岩のように、
巌(いわお)のように。
偉大な父の影に隠れて生きるようになってしまった息子にロッキーがかける厳しい言葉が胸に刺さった。
信じないだろうが、赤ん坊のお前をここに乗せ、持ち上げて 母さんに言った。『この子は世界一の人間になる』と。お前が成長する姿を見るのが最高に幸せだった。やがてお前は独立し自力で歩み始めた。だが、どこかで変わってしまった。人にバカにされても平気な人間になり下がった。自分のふがいなさを『影にかすむ』せいにした。
分かっているはずだ。
世の中 バラ色じゃない。厳しくてつらいところだ。油断したらどん底から抜け出せなくなる。人生ほど重いパンチはない。だが、大切なのはどんなに強く打ちのめされてもこらえて前に進み続けることだ。そうすれば勝てる。自分の価値を信じるならパンチを恐れるな。他人を指差して自分の弱さをそいつのせいにするな。それは卑怯者のすることだ。お前は違う!
たとえ何があっても俺はお前を愛し続ける。お前は俺の息子だ。人生のかけがえのない宝だ。
自分を信じなきゃ人生じゃないぞ。
愛情のこもった言葉のパンチは息子の下腹にこたえたようだ。
私の心にも。
仕事での出張で天神、博多から
神戸に移動し、
そして息子になる。
生きているからこそ、こういう日があっていい。
あるべきなのだ。