わからないと言う勇気

「わからないなぁ」

 

その人が言う。

 

何かがわからないという状態は誰にでもある。

 

なのに、わかったような気がしたり、わかったふりをしてその場が通り過ぎるのを待つ人のなんと多いことか。

 

特に大勢の前で説明を受けた時に理解ができないとそうなりやすい。

 

その人はわからない状態をそのままには絶対にしない。

 

わからないときはわからないと言い、「これは○○XXのことを言ってるの?」と自分の理解が正しいかの確認を必ず行う。

 

自分の身の回わりで何が起こっているかを常に正確に把握しようとする。

 

それは責任感の表れであり、覚悟の証。

 

我にもわからないと言う勇気を与えたまへ。

 

 

簡単を取る

 

簡単を取る

 

と言っても、難しい道と簡単な道なら簡単な道を選ぶという意味ではない。


Take it easy.

 

という英語の表現の直訳。

 

この英語表現は、挨拶代わりになるほどよく使われる。意訳をすれば、気楽にね、とか、気にしないで、とか、楽観的にいこう、というところか。

 

要は、深刻に捉えなくていいよ、無理はしないで、自分のままでいい、という肯定感を強める言葉。

 

頑張ろう! 力を入れよう! 必死に! という真面目で、深刻にプレッシャーをかける日本的なやり方とは正反対と言っていい。

 

本来の自分の力を出すためには過度な緊張は大敵だ。リラックスして、笑顔で臨むのが理想の形。

 

「難しい」と言うと、脳は自然にそう思い込んでしまうし、「簡単!」と言えば、脳はその通り受け取る。そして、実行に向けて軽やかに動き出す。

 

であれば、深刻に取るのではなく、簡単を取ればいい。

 

Let's take it easy!

使い切ると見切るの間で

 

最近「使い切る」と「見切る」の間で葛藤が続いている。

 

香りが好みではない全身シャンプーを使い切ることに決めて使い切った。歯磨きも同じだ。

 

何であっても使い切ることには達成感があるし、持続可能な社会が求められる時代において「もったいない」は世界から賞賛され、その一員になることにもちょっとした満足感がある。

 

他方で、まだ使えるけれどしっくりこない私物を何点か見切りをつけて捨てた。

 

スペースが確保され、お気に入りのものだけになった空間はなんとも心地良い。

 

恐らく"All or nothing" はなく、月並みだけれど、"case by case"なのだろう。

 

左上の差し歯が20年以上経ってグラグラし始めた。

 

抜くことも考えたけれど、共に戦ってきた戦友はそう簡単には手放せない。

 

定期検診で担当の歯医者さんにそんな話をして、これからも大切にしたいと思った。

 

晴れ渡る空を見上げながら。

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一番大切なこと

 

ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えないんだ。

 

サン・テグジュペリの「星の王子さま」にある有名な台詞である。

科学が進歩するにつれ、我々はいつしか見えるもの、触れるもの、測れるものしか信じようとしなくなってしまった。

 

物事の根拠と原因と結果ばかりを追求するようになって、本当に大事なことを見失っているのではないか。

 

こんな時代だからこそ、

 

一番大切なことは何なのか、

 

心で見ようとしたい。

 

未来へのつどい

 

阪神淡路大震災が起こってから今日で28年を迎えた。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202301/0015971256.shtml

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どんなことにも当て嵌まるのだろうが、当事者にとっては忘れることのない出来事。

 

忘れるべきことでもない。

 

 「皆さんのご両親は阪神・淡路大震災から生き延びることができた。だからこそ、皆さんはこの世に『生』を受けている。では、今後起きるであろう南海トラフ巨大地震で、皆さんはどうなるのか、それはわからない」

 

西宮市にある仁川学院高校で開かれた集会で伝えられたメッセージは衝撃的だ。

 

そして、過去に起こった出来事を未来に備える教訓に変える一番の方法。

 

https://jocr.jp/raditopi/2023/01/17/478504/

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1.17だけではなく、未来への備えのつどいは開き続けなければならない。

 

ギリギリを超えた時に

 

ギリギリを超えた時に、

 

その人の弱いところが出る。

 

本性が表れる。

 

だからこそ鍛えなければならない。

 

弱いところを。

 

自分の嫌な部分を。

 

ギリギリのラインを拡げながら。

梅干し復権に向けて

Yahoo!ニュースでこんな記事を見つけた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/54ae608e27b823431e562b737e3a1919020acda8

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個人的には梅干しのない食卓は信じられないが、世間でその存在感が薄れてきていたのは何となくわかっていた。

「白米の友」としての地位は下がってしまったのかもしれないけれど、梅自体の味はむしろより広い商品に広がっていることも事実。

昔ながらの梅干しの復権を信じて、自家製梅干しを母から伝承したいと思った。

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