使い切ると見切るの間で

 

最近「使い切る」と「見切る」の間で葛藤が続いている。

 

香りが好みではない全身シャンプーを使い切ることに決めて使い切った。歯磨きも同じだ。

 

何であっても使い切ることには達成感があるし、持続可能な社会が求められる時代において「もったいない」は世界から賞賛され、その一員になることにもちょっとした満足感がある。

 

他方で、まだ使えるけれどしっくりこない私物を何点か見切りをつけて捨てた。

 

スペースが確保され、お気に入りのものだけになった空間はなんとも心地良い。

 

恐らく"All or nothing" はなく、月並みだけれど、"case by case"なのだろう。

 

左上の差し歯が20年以上経ってグラグラし始めた。

 

抜くことも考えたけれど、共に戦ってきた戦友はそう簡単には手放せない。

 

定期検診で担当の歯医者さんにそんな話をして、これからも大切にしたいと思った。

 

晴れ渡る空を見上げながら。

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