今日で「考えるシリーズ」第5回となる。



このシリーズでは、まず初めに「常に考える」ことの重要性について説いた。(1/21)次に思考停止を招く「難しい」という言葉を禁句にする提案をし、(1/22) 三回目には考具(考えるための道具)を紹介した。(1/23) 四回目では「常に考える」ことを癖付けるために「なぜ」と「なぜなら」を日常生活に取り込んでいく意義と背景を説明した。(1/25) 五回目になる今日は考えたことをまとめる手法として「3」という数字にこだわってみる。



3という数字はマジックナンバーとも呼ばれ、不思議な力を宿している。



2でも4でも5でもなく、3なのだ。



自分の考えをまとめる時には3つに絞るのがビジネスの世界では常道。



人間にとって一番理解しやすく、記憶に定着しやすい数が3つというのがその理由。4つ以上だと多すぎるし、2つだと印象に残りにくい。(1はまた別の次元で完全数字だからここでは触れない)



考えをまとめる時に3つという着地点があると追いかけやすいということもある。題材や課題の大きさによっては3つに絞り込むことが難しい場合もあるが、原則として3つにすることを心がける。



なぜなら、考えることの最終目的は常にコミュニケーションにあるから。(自分との対話も含めて)



考えたことが誰かに伝えられる時は効率的でなくてはならない。



とすれば、誰もが理解しやすく、記憶しやすい「3」という数字であるべきではないか。



考えることの重要性を謳ってきたこのシリーズ。



最終回を「3」という数字で締めくくることになったわけだが、第5回となってしまった・・・