ほとぼり


ほとぼり



という言葉の使い方は一つしか思い浮かばない。



「ほとぼりが冷める」



だ。



「ほとぼりが冷めるまでおとなしくしておく」というようにあたかも「ほとぼり」は犯罪や問題からしか発しないような印象を受けやすいけれど、本当はもっと中立的な言葉なのではないかと思う。



「ほとぼり」は「熱り」と書く。



ロックコンサートの熱り
空手大会の熱り
ミュージカルの熱り



「熱気」や「興奮」を包含する言葉としてもっと上手に使いたい。



「熱り」の真っ只中にいる時には冷静に物事を見たり感じたりすることは難しい。



「熱り」が冷め、気持ちを落ち着けた後に改めて全身で感じた「熱り」をこれからも言葉にして伝えていきたい。