英語の"wet blanket"という表現をご存じだろうか。
直訳は「濡れた毛布」。
使い方は英語らしいユーモアに包まれた皮肉で、濡れた毛布が火を消すために有効であるところから、どんなアイデアが出てきても否定的な見方しかせず、マイナス点を指摘することでアイデアどころか人々のやる気も消してしまう人のこと。またはその行為を指す。
完璧主義の傾向の強い日本人はとかくウェットブランケットになりやすいという気がする。
特にこれまでに成功を築き上げてきた人たちにはその実体験としての成功体験があるからこそ新しいアイデアや価値観が理解できず、結果として濡れた毛布になってしまいがち。
時代は急流に入り、今日の価値観が明日には古くなっていることさえ出てくるようになった。
生き残るためのキーワードは変わり続けること。
そのためにはアンテナを高く、常に自分の価値観を過去と未来と国内外のそれと比べながら柔軟な考え方を持ち続けていかなければならない。
頭の中の風通しをよくすることで、毛布を常に乾いている状態にしておかなければならない。