馬の背
とは、神戸六甲山脈の西端に位置する須磨アルプスの一部。風化に晒され山肌が露わになっている奇勝だ。
須磨浦公園から鉢伏山、旗振山、 鉄拐山、高倉山、おらが山、 栂尾山、横尾山、馬の背(写真)、 東山、妙法寺までを半日かけて歩いた。
http://kobe.travel.coocan.jp/rokko/suma_alps/alps_umanose.htm
須磨アルプスは塩屋から始まる登山道で六甲全山縦走コースの起点であり、素人や家族連れでも迷うことなく踏破できるコース。
それでも馬の背は瀬戸内海から吹き付ける風が強く、一歩間違えば足を踏み外して谷底へ落ちてしまう可能性もあるスリリングな場所。
風のいたずらでできる独特な奇景は現代人だけでなく、数十年、数百年、もしかすると数千年前から土地の人たちを魅了してきたのかもしれない。
吹き荒ぶ風に身を晒しながら遠い過去の人たちに想いを馳せた。