疑問が始まり



決算セールの幟(のぼり)があちらこちらではためいている。


それを見て、ふと思い出した。


昔はその意味がよくわからなかったと。


「決算って何?」
「どうして決算があるからって安売りするの?」


そんな疑問は湧いてこず、わからないことはわからないまま放置されていた。


わからないことをわからないままにしていると永遠にわからないまま。


それは当たり前。


昔はわからないことを調べる手間と時間を考えると割りに合わないという事情があったけれど、今はインターネットで何でも簡単に調べられる。


わからないことの答えがいつでもどこでも簡単にわかる。


そこに質問さえあれば。


疑問さえあれば。


問題なのは疑問を持たないこと。


わからないことを放置すること。


疑問が全ての始まりとなる。