914メートルの

 

今日コストコで買い物をしていた時のこと。

 

バッグやキャットタワーが置かれているエリアで目の前の年配の女性が若い男性の店員さんを呼び止めて質問していた。

 

「あのちょっといいかしら?」

 

「はい」

 

「914メートルのね・・・」

 

そこで長い間が空く。

 

言葉を探してたのだろうけれど、たまたま隣を通りかけていて、「914メートルの・・・」って何を買おうとしているのだろう? と他人事ながら一瞬考えてしまった。コストコだけにあるかもと。

 

店員さんも同じだったようで不安そうな、遠い目をしている。

 

次の瞬間「・・・サランラップってありますか?」

 

あ〜なるほどぉ、と合点がいった店員さんは笑顔で「あ〜 それならこちらにありますよぉ」と言いつつお客さんと一緒に歩いていった。

 

よかったなぁと思ったのも束の間、「914メートルのサランラップってどんな大きさなんだろ?」「どうせ大容量にするならどうして1000メートルにしなかったのだろう」と疑問が次々に湧いてくる。

 

結局真偽のほどはわからないまま日本語の語順やクリスマスシーズン、年末に向けてしなければならないこと等、現実の課題について妻と話しながら満員盛況のコストコでのショッピングを続けた・・・