刺さるような視線に見舞われた。
仕事上、数人に向けて話をしている時に感じた強烈な眼差しは、突き刺さるのではないかと思うほど真っ直ぐで鋭かった。
北川景子似と言っていいほどの美女の視線だけに決して悪い気はしないもののまばたきをしない真剣そのものの眼差しに全てを見透かされたような気がしてちょっと居心地の悪さを感じる。
そう言えば、中学1年生になったばかりの頃、理科の先生に「○○(筆者の苗字)の視線は怖い」と言われたっけ。
その時は集中し過ぎて、自分の視線が誰かにそんな思いをさせているなんて夢にも思わなかった。
多分、北川景子似の彼女も同じなのだろう。
彼女のすぐそばにいた別の人の柔らかい視線が不思議なほど温かく感じられた。
目力があるのは決して悪いことではないけれど、誰かと話をする時には「やわらかい視線」を送ることを意識したい。
そんな風に思った。