ショッピングセンターで買い物をしていた時のこと。
お昼を食べようとサブウェイサンドウィッチに入って注文を始めると学生アルバイト風の若い店員さん(男子)と目が合った。
思わず見つめ合い、心の中で呟く。
「あ、同じメガネ・・・」
なんか気まずい気分。
店員さんは気づいたかどうかわからないけれど、この気まずさは何なんだろうと思った。
年齢に差があるのに同じメガネということは自分には合わない若過ぎるメガネを選んでしまったってこと?
はたまた何処でも誰でも買えるメガネを選んだ自分に後悔の念があったから?
友人と会った時に着ている服がたまたま一緒だとそんな気分になる。
自分らしさやオリジナリティが問われる時代である一方、デフレ社会は変わらず、大量生産、流通には規格品が出回っていることも事実。
そんな端境期(はざかいき)で感じる気まずさも前を向いて進もうとしていることの裏返しと捉えれば、少しは気持ちも楽になる。
それでも心の中では身につけるもの一つひとつにもう少し自分らしさやこだわりをもっと持ちたいと思っていた。