辛さを抱く
辛さを抱きしめることを「辛抱」という。
辛い時を耐える、我慢する、耐え忍ぶ。
それが美徳だった時代はとうに過ぎ去った。
辛いことは手放せばいいし、辛いときには逃げたらいい。
そもそも辛いことにぶつからないようにすればいい。
心の片隅に残るものがないではないけれど、敢えてそう主張したい。
と言っても、楽をしたらいいということではない。
嫌なことから逃げればいいという意味でもない。
大事(だいじ)を成そうとすればそれ相当の忍耐や努力が必要だ。
それは古今東西永遠に変わらない真実。
重要なことは、楽しむこと。
視点を変えること。
世界を相手に戦う最近の若手スポーツ選手に悲壮感はない。
大変なことも、辛いことも、嫌なことも、見方を変えれば、チャレンジ(挑戦)になる。
成長のチャンス(好機)となる。
辛さを抱くのはもうやめよう。
成長の糧を抱きしめていると思えばいいのだから。