カツオドリのように

 

目の前にあることに取り組んでいるうちに集中力が高まり、思考が深くなり、正しい解答に辿り着けるようになる。

 

深く、奥まで掘り進められるのは良いことだけれど、一つの仮説に基づいた思考と視座は間違っていることもある。

 

いや、その可能性は常に付き纏い、むしろそれを前提に動く方がいい。

 

それ故に、時に引いて考える癖もつけておかなければならない。

 

カツオドリが空から急降下して海に潜り一瞬で獲物を捕らえるのと同じように。

 

それが失敗した時にすぐさま空高く舞い上がって、高い視点から、全体を見渡しながら次の獲物を探すように。

 

ずっと海の中にいるのは息が切れるし、敵もいて危険でもあるのだから。