迫力を纏う

「怖さがないと舐められる」

昔好きだった歌の詩にこんな言葉があって以来ずっと気になっていた。否定する気持ちと理解できない不可解な感覚が自分の中で鬩ぎ合い、いつの間にか心の底に沈殿していた。

それが再び蘇り、納得感として符合したのは好きな漫画を再読して出てきたこの台詞を目にしたから。

「勝さんも龍馬さんもすごい迫力だ」

そう。怖さは単に周りに恐れられるものではなく、畏怖(いふ)を呼び覚ますもの。

そのためには迫力が要る。

ならば、迫力はどう纏うのか。

怠惰を駆逐し、恐怖に打ち勝ち、使命に向かってひたすら邁進する。

何があっても乗り越え、何がなんでも実現させるという覚悟と熱い想い。そして、ぶれない、挫けない強い心と身体。

さあ、迫力を纏おう。