苦手の克服という幻想

 

体育と音楽が得意な子どもがいるとする。

 

算数と理科が苦手。

 

そんな子にどんな教育をするのが望ましいだろう。

 

仮に苦手な算数と理科を教え込むことばかりしていたら「苦手」が「嫌い」になって自信を失ってしまうかもしれない。

 

最悪なケースは学校に行くことさえやめてしまう可能性すらある。

 

逆に、得意な体育と音楽に力を入れることで「得意」が更なる「できる」を引き出し、「凄い」に昇華し、自信を醸成できるかもしれない。

 

苦手の克服という幻想を追いかけるのではなく、今できること、好きなこと、得意なことを追求する方がたいていはうまくいく。