先月の月一バズワードでは「インバウンド」を選び、中国観光客の爆買いをはじめ、世界中から観光客が日本に向かっていること、その次のステージを今から準備する必要があることなどを書いた。(月一バズワード -インバウンド-)
今月の注目ワードは「コト消費」を選びたい。
「コト消費」と対(つい)になるのは「モノ消費」。モノを買って上がる消費、消費行動のこと。モノが売れなくなったと言われて久しいが、ここに来てようやく薄日が差してきたのは「コト消費」のおかげ(と言ってもいい?)。
「コト消費」とは、何かをするコトで上がる消費、消費行動を差す。モノとは異なり、目に見えないサービスを受ける、楽しむコト。
社会は成熟し、たいていのものは手に入るようになった。そして、人々が気づいたのはモノは必ずしもヒトを幸せにはしないということ。
それ故、モノを所有するのではなく、何かをする、体験する、感じる、コトに意識が向き、消費行動もシフトするようになった。
代表的な「コト消費」は旅行であり、食事であり、遊び。
ITの進化でネット社会が出現し、バーチャルに楽しむことにもお金がかかるようになり、コト消費を押し上げる。リアルの世界でも旅行、食事、遊びが細分化され、進化し、それが更にコト消費を増大させる。
旅行は、団体旅行から個人旅行へ。個人旅行も単なる観光旅行から体験目的に。食事も総花的な居酒屋から和洋に分かれ、更に洋は国別、地域別になり、和も食材、地域別、鮮度にこだわるお店と留まることなく進化は続いていく。遊びもネットとリアルの両方で新しい世界観が創造され、多くの人を魅了する。
コト消費の進化は、加速度的に拡散し、進んでいく。
モノ消費が頭打ちをしたのと同じようにいつかはコト消費にも飽き、何かをすることでも幸せを得られるとは限らない時が来る・・・のかもしれない。
その先にあるのは、
モノ投資、コト投資、自分投資・・・
ではないだろうか。
月一企画2016