先日のこと。
街をふらりと歩いていたら黄色と黒の看板に目が行った。
ポスターの貼られているA看板には「特別プライス 60分 3,750円分」の文字。
気がつくとお店に入っていた。
60分の全身ストレッチをしてもらって身体の固さを再実感した。
表層筋だけでなく、深層筋を伸ばすのがポイントらしい。
身体と心は繋がっている。
身体をほぐすと自然に考え方や価値観までも柔らかくなる気がする。
ストレッチの博士にしばらくお世話になってみたい。
先日のこと。
街をふらりと歩いていたら黄色と黒の看板に目が行った。
ポスターの貼られているA看板には「特別プライス 60分 3,750円分」の文字。
気がつくとお店に入っていた。
60分の全身ストレッチをしてもらって身体の固さを再実感した。
表層筋だけでなく、深層筋を伸ばすのがポイントらしい。
身体と心は繋がっている。
身体をほぐすと自然に考え方や価値観までも柔らかくなる気がする。
ストレッチの博士にしばらくお世話になってみたい。
ん?
ん、
まさに!
ここは「舞台」です。
別のところから来て、別のところへ向かう人々が、すれ違う。
始発から最終まで。様々な人生が交差する。
暑い日もある。寒い日もある。
そのシナリオの組み合わせは無限にあります。
今日、何が起こるかわからない。そのすべてに対応する。
それが首都を支える私たちの仕事です。
都営交通
その覚悟を持つ。
すべての「今日」のために。
「人は、毎日触れるもので、視座を養う。」
日本経済新聞のテレビコマーシャルの台詞である。
https://m.youtube.com/watch?v=HEhwe0IVuu8
「365日分の差は、かなり大きい。」
上手い広告だと思った。
と同時に、含蓄のある言葉だと。
さて、我々は日々どのように視座を養っているだろうか。
「僕はエピソードは信じないんです。エビデンスしか信頼しません。」
そういう発言を耳にした。
言い換えると、「誰かの物語(Episode)よりも数字や事実といった証拠(Evidence)を判断基準にする。」ということ。
データドリブン(Data Driven)という言葉が普通に使われ、情報が石油のような扱いをされるようになってきた。
数字や事実を信頼し、判断基準にするのは間違っているとは思わないけれど、それだけでは大切な何かが取り残される、失われる気がしてならない。
エピソードとエビデンスという2つのEから二者択一ではなく、
EpisodeとEvidenceの両方をバランスを見ながら判断していくのがベストアンサーなのではないか。
2つのEから始まる2つの単語は両方ともEで終わっている。
新型コロナ対策として東京ほかの都市で緊急事態宣言が発出されたのは4月7日。その3日前に数学の難問「ABC予想」が証明された。
厳密に言うと、2012年に京都大学の望月慎一教授が「証明した」として発表した論文が8年近くの検証を経て正しいと証明されたとのこと。
https://kadobun.jp/feature/interview/99h8kwdhgaw4.html
望月教授の構築した理論は斬新過ぎるゆえ「未来からきた理論」「数学の相対性理論」とも言われ、世界中でも理解できるのは十数人しかいないと言われているという。
中学2年生の娘の数学テストの「テスト直し」に付き合ってこんな難しくも面白い内容に出会った。
まず、「ABC予想」を考える上で、3つの自然数a,b,cについて、以下の①と②の条件を同時に満たさなければなりません。
①aとbは1以外の共通な約数を持たない自然数
②c=a+b
これをふまえて「ABC予想」を紹介します。今回証明された「ABC予想」は以下のように表されます。
【ABC予想】(一般的な場合)
a,b,c(=a+b)のそれぞれの素因数を全てかけた数をrad(abc)と表すと、
K ×{rad(abc)}¹𝜖^1ε > c
が成り立つ。ただし、Kはε(イプシロン)によって決まる定数で、ε>0、 K≧1 とする。
ただし、これでは意味がまったく分からないので、非常に限定された場合(ε=
1, K=1の場合)で考えると以下のように表されます。
【ABC予想】(非常に限定された場合)
a, b, c(=a+b)のそれぞれの素因数をすべてかけた数をrad(abc)と表すと、
{rad(abc)}²>c
が成り立つ。
ここで使われている「rad(abc)」の説明をしましょう。「rad(abc)」とは、簡単にいうと「abc(=a x b x c)」の素因数(=素数である約数)の積」です。具体的な数で説明します。
例えば、a=8, B=25のとき(aとbは1以外お共通な約数をもたない)、c=a+b=33となります。
a x b x c =8 x 25 x 33 = 2³ x 5² x 3 x 11
となるので、rad(abc)は、( )内の数の素因数だけを抜き取って掛け算をします。つまり
rad(abc)= 330² =108900となるので、これはc(=33)より大きい。
つまり {rad(abc)}²>cが成り立つ、ということになります。
以上が、非常に限定された場合での「ABC予想」の説明になります。一般的な場合の「ABC予想」は超難解なため、とてもここで扱うことはできません(世界中で理解できる人が十数人なのですから・・・)。
非常に限定された場合での「ABC予想」の説明だけでは実感しにくいですが、「ABC予想」の解決は、いまだ解かれていない様々な数学的問題を解決する、あるいは既に解かれている問題の解決方法が大幅に短縮する、大きな可能性を秘めていると言われています。そしてそれは数学や科学技術の発展につながっていきます。
普段、ネットやニュース番組、新聞なので数学取り上げられることは稀です。しかし日頃から情報のアンテナを広げ、多方面に関心をもつことができれば、より充実した毎日を送ることができると思います。
つい先日まで膝の上に乗っていた娘がこんな難しい数学の問題に取り組んでいたなんて・・・
数学の世界も思春期の娘の世界も普段考えない新しい世界に触れられて自分の世界が広がった気がした。
こんな話を思い出した。
アフリカのある部族が雨乞いをすると必ず雨が降るという。
どうして?
留意事項)実際に雨が降る。人工的なものではなく、本物の雨が。映画や小説の世界でなく。
答えは・・・
雨が降るまで雨乞いを続けるから。
欧米のジョークかなぞなぞのような答えだけれど、人生における大切な教訓を秘めている。
それは成功するまでやり続けること。諦めないこと。
逆に言えば、全ての失敗は道半ばにして止めたから。諦めたからと言える。
成果が出るまで、成功するまでやり続ける。
雨乞いであろうが学業であろうが仕事であろうが。
シンプルかつパワフルな真理である。
東京の雨はそろそろ止んで欲しいのだが・・・
我慢のしどころがある。
行動が直ぐに結果に結びつくとは限らず、そんな時はやきもきしてしまう。
フットワーク軽く、すぐに行動を変えることで、試行錯誤を繰り返すことで成果に結びつくこともあるけれど、今やっていることが王道であり、自信があるのならグッと堪えることが肝要。
自分を信じて、未来を信じて、結果が出るまで、
やり続けよう。
今が我慢のしどころなのだ。