色盲は男性に多いという。
夢を白黒で見ることが多いのも男性だ。
そういう私も例に漏れず記憶に残っている夢にはほとんど色らしい色はついていない。
他方で女性は色博士だ。
美しさを追求するために生まれてきた女性にとって色のない世界なんて考えられず、無限に広がる色への探究心は男性とは比べものにならない。
今日は街に溢れる様々な色についてしばらく意識を向けてみることにする。
すると今まで見えなかった色が驚くほど目に飛び込んできた。
ビルの袖に取り付けられている看板の青、道路の脇の花壇で一生懸命に咲いている花の黄、新幹線の電光掲示板で光る赤、レストランのシートの緑、信号待ちをしているハイブリッド車の白…
意識を集中させることで見えなかったものが見えるようになる訓練だ。
他にも色を効果的に使うものを思い出してみよう。
まずは何も意識せずに部屋をざっと見渡す。次に「赤」に意識してもう一度部屋にあるものに目を向ける。すると赤が際立って見える。
数日間に渡る集中研修に使う資料の一部に必ず青をつけておく。数ヶ月後に同じ箇所に青がついた白紙の資料を見ただけで研修内容を思い出す・・・
脳科学の見地からも色を効果的に使うことで脳の活性化に繋げられるという。
「色々」試してみようではないか。