「自分の影響力を知る」というテーマでとある研修に参加した時の話。
「おはようゲーム」というアクティビティが始まった。
研修生30人程が輪を作り、一人ずつ順番に輪の真ん中に入り、29人一人ずつに「おはよう」と言って2周回るだけのゲーム。
その際、1周目は輪を作っている人たちは挨拶をして回っている研修生を無視し、2周目にはちゃんと目を見て「おはよう」と返すというのが唯一のルールだ。
そんなシンプルなルールにもかかわらず驚くほど心に響く。
感極まって泣き出す人も珍しくない。
ゲームとわかっていながらも無視をされるのは結構こたえるし、2周目に笑顔で「おはよう」と返されるとそれが続けば続くほどみんなの温かい心が伝わり、感動するのだ。
たかが挨拶、されど挨拶。
人が人として受け入れられるきっかけであり、コミュニケーションの鍵と言ってもいいほどではないか。
今、この瞬間から大きな声と最高の笑顔で挨拶をしよう。