一昨日のブログで銀フォンという架空の楽器と奏でられる音楽がもたらす喜びについて書いた。http://d.hatena.ne.jp/norio373/20111112
音楽について私は全くの門外漢である。
それでも音楽の力について書きたいと思った理由は、最近身の回りで楽器の話題をよく耳にするから。
三線(さんしん)を習い始めた。
ピアノを習わせようかと思ってる。
生活発表会に向けて木琴の練習をしている。
ハーモニカのリサイタルを開くから来てください。
葉加瀬太郎のコンサートに行ってきました。
ドラムを叩く旧友に再会した。
最近サックスを始めました・・・
今までの人生の中で後悔していることを一つだけ挙げるとすれば楽器を真剣に練習したことがないことかもしれない。
もちろん今からでも遅くはないのだろうけれど、今回の人生ではないような気がしている。何故かはわからない。もしかするとおじいちゃんになってからピアノを習うことにはなるかもしれない。(かつて、そのことを知り合いのピアノの先生に話したら、おじいちゃんになってからだと指が動かないよと言われたことを思い出す)
それは音楽の力を否定するものではないし、それどころか常に音楽のある生活を送っていると言ってもよいくらい。街中にスピーカーを置いて常にクラシック音楽をかけていればよいのにと思っていた時期もあったほど。
音楽の力とは、人々の心に直接触れ、動かす力なのではないだろうか。
落ち込んだ心を元気にしたり、興奮した心を落ち着かせたり。やる気にさせたり、眠りにつかせたり。音を楽しむことが音楽の語源であると同等なほど音楽を奏でるための楽器の訓練は人の成長にも多いに役に立つ。忍耐と努力の大切さを学ぶことができるし、苦労を乗り越え、できなかったことができるようになった時の達成感は格別なもの。仲間と一緒に作り上げる音楽が成功した時の喜びや連帯感は何物にも代え難い。
人類が人類になった遥か太古の昔から我々は音楽と共に成長し、これからも人類の歴史が続く限り音楽と共に歩んでいくことであろう。
ピアノ教室に通い始めた娘に電子ピアノを買おうと思う。