「日本の風景を残したい」
その想いを強く持って仕事をしているプロフェッショナルがいる。
デザイナー梅原 真、その人だ。
「風景を見れば その国の豊かさが分かると思ってるんですよ 僕は。ミカンを採っているその風景。山の斜面でミカンを採っている風景を持続させるためにはもうこれミカンが安いからダメだと言ってしまいそうな世の中なんですよ。そこを少しですねデザインを掛け合わせることによってそのミカンに少し付加価値が付けばその風景は残りますよね。その部分のことが 自分にとっては大きいです。その風景っていうのが。」
NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げられてた一人の凄腕デザイナー。
http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0220/index.html
にも拘らず、主人公である彼自身よりも不思議なほどにデザインを依頼する漁師や農家の人、或いはその商品の方が強く印象に残る。
それがまさにデザインの本質なのだろう。
デザインはあくまで主体となるモノを端的に、かつ魅力的に伝えるものでなければならない。そのモノの本質を一言で表すような。
そのためにデザインの核となるネーミングにこだわり、納得のいくモノをとことん追求する。
それが彼の仕事の流儀であり、まさにプロフェッショナルと呼ぶにふさわしい。
「デザインの力で日本の大切な風景を残したい」
その志と仕事にかける熱い想いにただただ胸が高鳴った。
翻って自分はどんな物語を描くのだろう。
次は自分の番だ。