うちにロボットがやってきた。
と言っても、
ホンダのアシモが来たわけではなく、パナソニックのエボルタ君がギネス記録の途中に立ち寄ったわけでもない。もちろん、鉄腕アトムやドラえもんが我が家に同居し始めたわけでもない。
やってきたのは、
iRobot社のルンバだ。
そう、円盤型のお掃除ロボットのこと。
本当にきれいに掃除してくれるのだろうかと半信半疑ではあったものの実際に試してみると、心配は杞憂に終わった。いや、むしろ期待を超える働きぶり。
完璧な掃除とは言えないけれど、十分満足できるレベルと言える。何より外出している間に一人(?)で一生懸命掃除してくれるのは本当にありがたいし、画期的なこと。
既に家族の一員のようになっていて、名前も「エスカル君」に落ち着いた。今日も元気いっぱい働き、仕事を終え、自分でドックに戻り、電気のご飯を食べている。何ともうい奴じゃ。
「ロボット」
と聞くと日本人はとかく人間型ロボットを想像しがち。鉄腕アトムや鉄人28号から始まった漫画やアニメの影響が現代にも引き継がれているからであろう。
21世紀に入っても数十年前に予測された未来の世界にはまだほど遠い。しかし、形こそ違えどロボットは我々の生活の中に既に溶け込んでいる。
汚れた衣服を洗うロボット
食器を洗うロボット
部屋の温度調節をしてくれるロボット
トイレでお尻を洗ってくれるロボット
電波を受信して映像を見せてくれるロボット
食品を腐らせないように冷やしたり、冷凍したりできるロボット
電子に働きかけて食品を温めてくれるロボット・・・
産業ロボットや介護ロボットも進化のスピードを速め、人間型ロボットになる日もそう遠くないのではないか。
次にうちに来るロボットがターミネーターでないことを祈るばかりだ・・・