描写する力

ある物体を言葉を使って描写してみる。
ある風景を言葉を使って描写してみる。
ある人物を言葉を使って描写してみる。



普段何気なく使っている言葉は万能ではなく、描写されたモノと実際のモノとは恐ろしいまでに異なることも珍しくはない。



それでも言葉を使った「描写する力」を鍛えることで身につく能力は計り知れない。



細かな違いに気づくために観察眼が養われる
正確さを意識することで正確さが増す
微妙な状況を表現するために語彙や言い回しなどの言語的表現力が豊かになる・・・



言葉を使って「描写する」というアウトプットを意識することで情報を仕入れる時の意識が高まり、感覚が研ぎ澄まされる。



実際にアウトプットである「描写する」時に選ぶ言葉や言葉の組み合わせ、そのまとまりが醸し出す雰囲気についても正確性と同様に大事にするようになる。



次に、何を見るのか、何を描写するのかをも意識するようになり、日常を受け身ではなく、アウトプットという創造をベースにしたより能動的なものに変わっていく。



世界を見る目が変わってくる。
世界を分析する力がついてくる。
世界を深く理解することができるようになってくる。



一昨日、昨日と日常の一場面を目にして、ふと描写をしたくなった。
客観的な世界 http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121104
空の距離感  http://d.hatena.ne.jp/norio373/20121105



改めて考えてみるとブログを書くということ自体が「描写する力」を鍛えることになっていることに気づいた。



これからも「世界を切り取る剣」http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120901 を磨き、「描写する力」を鍛えていこうではないか。