原因と結果の間には幾ばくかの時間が要る。
行動し、その成果が出るまでには幾らかかの時間がかかる。
その間の時間を「サイレントピリオド」と呼ぶ。
文字通り「沈黙の期間」である。
我々は何かをするとその結果をすぐに求めてしまいがち。
ダイエットを始めたらすぐに体重計に乗ろうとするし、ちょっと新しいこと、例えば、楽器を習い始めたらすぐにコンサートのことを考えてしまう。新しい英単語を覚えたらすぐに話せるような気分になるし、仕事でがんばったらすぐに成果を期待してしまう。
一つの行動は必ず一つの結果を作り出す。しかし、その結果は出るまでには時間がかかる。しかも、一つの行動の結果はあくまで一つの結果にしかならず、期待値に届くことはほとんどない。
行動から結果までにかかるサイレントピリオドを理解し、その間にどれだけ行動し続けられるかが成功の鍵を握っている。
多くの人は沈黙の期間に耐えきれずに諦めてしまいがち。しかし、大事なことは忍耐強く待つこと。
4年前の今日、全米は熱狂に包まれた。
Change!
その言葉に魔法がかかったかのようなこの日は文字通り"Super Tuesday"となった。
4年という時間が経ち、その間に表れた、表れていない成果が焦点となり、全米史上最も激戦の大統領選挙となった。
その結果は、
バラク・オバマ大統領が再選を果たした。
アメリカ市民がサイレントピリオドを理解し、忍耐強く待ち続けられた結果であると信じたい。