人生で成功するために必要な法則(性質)が明らかになったそうだ。
TEDの有名なプレゼンテーションの一つで、タイトル等は失念しまったが、おおよそこんな内容。
アメリカのあるコンサルタントが実験を重ねた結果、人生で成功するための法則(性質)が判明した。
4歳の子どもたちを1人ずつ部屋に入ってもらい、目の前にマシュマロを置いてこう言うのだという。
「15分間このマシュマロを食べずに我慢したら2つあげるよ」
そう言って大人が部屋を出ると子どもたちがどんな態度を取るかをビデオで撮るというわけ。
さて、どれくらいの子どもが我慢し切れずにマシュマロを食べ、どれだけの子が我慢できるだろう?
プレゼンテーションでは愛くるしい男の子、女の子たちが必死にこらえようとするものの我慢しきれずにマシュマロを頬張る姿が次々に映し出される。中にはマシュマロをじっとにらんだり、においをかいだり、とにかく豊かな表情が4歳児らしくてとにかく可愛い。
結果はと言うと、3分の2が我慢しきれず食べてしまい、3分の1が我慢できるのだという。
面白いのは、この実験はどの国でやっても人種や場所を変えてもほぼ同じ結果になるという。
更に興味深いのは、その実験結果だけでなく、その子どもたちをその後10年、20年かけて追跡調査しているということ。
我慢できずに食べてしまった子どもたちはその後様々な人生の困難に出会い、トラブルに苦しむことが多い一方、我慢できた子どもたちは一人残らず優秀な学生生活を送り、社会人になってからも成功しているのだという。
そう。
プレゼンテーションで明らかにされた「人生で成功する秘訣(性質)」は、「将来のために目の前の誘惑に勝る忍耐力」なのだという。
明日のために今日しっかりと準備ができるセルフコントロールがいろんな場面で成功の源になるという。自分を律する力を鍛えることが大切であると仄めかされてプレゼンは終わる。
持って生まれたものもあるだろう。両親の育児、教育、環境もあるだろう。
自分の4歳の頃はわからないけれど、今からでも、この瞬間からでもできることはあるはず。
「将来のために目の前の誘惑に勝る忍耐力」を意識して、明日のために今日もうちょっとがんばりたいと思った。