澱む空気

 
流れが澱むのは、停滞の始まり。
 
 
腐敗の始まり。
 
 
風を通さない部屋の空気はすぐに澱み、人の気分を重くする。
 
 
息苦しくさせる。
 
 
しかし、
 
 
それは外から来た人間にはわかってもずっと中にいる人にはわからない。
 
 
澱んだ空気は酸素を失い、脳の働きを鈍くさせる。
 
 
呼吸は自然と浅くなり、思考もそれにつれて浅くなる。
 
 
それが停滞を呼び、
 
 
腐食が始まる。
 
 
時には窓を開けて、
 
 
新鮮な空気を取り込もうではないか。
 
 
部屋にも、
 
 
心の中にも。